4MAY.
Winback 5
メンバーのお名前や雰囲気をお借りしたお話です。˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙「お待たせして申し訳ございません。 順番に受け付けておりますので少々お待ちくださいませ。」パーティーが行われる会場前には細長い受付用のテーブルが設置され、集まってきた人々のチェックが行われている。男性はダークスーツ、女性はカクテルドレスで着飾り、身につけているアクセサリーからもかなり裕福な層の人々であることがわかる。その中に見るからに場違いな男が一人。スーツが体に合っていないのか袖が余って指が半分まで隠れているし、ネクタイも曲がっていて剣先がずれてしまっている。おそらくスーツ自体を着慣れていないのだろう。「招待状を拝見いたします。」「・・・。」小柄な体をさらに丸め、懐から招待状を取り出す。「下川画廊の下川様ですね。 こちらがオークションのパンフレットになります。」バンフレットの表紙には、『松尾太郎生誕100周年記念オークション』との筆書きの下に、庭園を背景にたたずむ女性の絵が大きくプリントされている。「どうぞごゆっくりお楽しみください。」「・・・どうも。」会場に入るとすぐに「ドリンクをどうぞ。」コンパニオンがにっこりと笑いかけてくる。「あ・・どうも。」下川はトレイからシャンパンのグラスを受け取ると、その場で身体を回転させるようにしてゆっくりと会場を見回す。広さは200㎡ほどだろうか。中央には料理の大皿が載った長方形のテーブルとそれを囲むように小さなテーブルが10個ほど設置され、招待客達がグラスを片手に談笑している。一見セレブの社交場のようではあるが、部屋中に配置された警備員の数を見れば普通のパーティーとは異なることは明らかだ。四方の壁には大小様々な絵が30枚ほど飾られ、その下に番号とタイトルが書かれたプレートが付けられている。おそらくオークションの時に使われる番号なのだろう。パンフレットにも同じように番号の付いた絵の写真が載せられており、それぞれ詳しい説明が書かれている。下川は料理には目もくれず、一つ一つの絵を永寧に眺めながらゆったりとした足取りで歩いて行く。絵はほとんどが風景画で、雪を頂いた山々や広々とした高原、緑豊かな湖畔や静かな海辺など、四季折々の美しい自然が柔らかな色合いと繊細な筆触で描かれている。やがて、部屋の一番奥に飾られた小さな絵の前で足を止める。「春の詩」というタイトルの通り、湖畔に立つ木々の若草色と草原に咲く小さな花々が春の息吹を感じさせる一枚だ。その柔らかな日差しの下に一人の女性がたたずんでいる。大きな帽子をかぶっているため顔は下半分しか描かれていないが背景の緑に細く白い顎が輝くように美しい。「この絵がお気に召しまして?」≪つづく≫˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙お名前だけお借りしました。キャラは全然違うけど(笑)。会報届きましたね~。それぞれがすごくそれぞれっぽくてよかった。「小っちゃな野望」の動画見たけど、ニノさんってほんとにけん玉うまいですよね。私も子供の頃やったことあるけど、またやりたくなっちゃった。【2024SS新作】 梨地ウエストゴムテーパードパンツ レディース 春 夏 M 梨地 テーパード パンツ 春夏 ウエストゴム テーパードパンツ ウエストゴムパンツ テーパードパンツレディース レディース春パンツ カジュアル きれいめ ≪ゆうメール便配送30・代引不可≫楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}【2024SS新作】 クロシェレースストレートパンツ 春 夏 M L レディース クロシェ レース パンツ レースパンツ ストレートパンツ レースパンツレディース ワイドストレートパンツ レディースストレートパンツ ストレートワイドパンツ ≪ゆうメール便配送30・代引不可≫楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}【1点1,780円 2点購入クーポン利用で】 2A14.17 綿混 ふんわりフレアマキシスカートリネン ワイドパンツ リネン スカート フレアスカート 麻 コーデ レディース リネン 麻 ロングスカート 春夏 マキシ丈 ロング丈 綿混素材 【送料無料】 LUMIRA楽天市場店楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}
Endless Game 7
※こちらのお話は潤翔です※J side初めて見た時、遠い昔の記憶に存在するあの人に似ているような気がした。親の顔もあれほど仲の良かった友人の顔も忘れてしまった中、ぼんやりとした面影だけが唯一頭の隅に残っている。俺を吸血鬼にした張本人で、俺に執着し、俺を彼に執着させた。…老いないあの姿のまま寿命が尽きて死んでいき、塵となって跡形もなく消えてしまった。だが…。バーに来店して、今目の前で酒を飲む名も知らぬ赤の他人は、面影までしか思い出せないあの人に似ている。…気がする。あの人が死んでから、寂しくなかったと言えば真っ赤な嘘になる。実際死んでからはなにをするにも手につかず、餓死する一歩手前だったし。それからもずっとあの人のことを思うばかり。けれど時の流れは残酷で、無情にもあの人のことをどんどん忘れさせていく。…あんなに好きで、愛してやまなかったのに。そしてほとんど消えかけていたあの人の存在が、今目の前にいる人のせいで思い出させられた。あの人の名前も声も思い出せないのに、知らないこの人に惹かれた。…この人の血が欲しい…って意味でね。ーーー結論から言うと、俺はその人と一緒に暮らすことに決めた。ん?もちろんまだその人に確認なんかしちゃいないよ。でも俺はそういうやり方しか分からない。自分もそういう風にされた身だから。………彼の血は今までで1番美味しかった。いくら飲んでも飽き足らず、もっと飲みたいと思ってしまう。ずっと血に飢えていたから、まるで生き返るような。そんな気分だった。ーーー彼は優しかった。名前は櫻井翔って言うらしい。…"翔"っていう名前はどこかで聞いたことがあるような気がしたが、いくら考えても思い出せそうにないので考えることをやめた。翔さんは本心も本性も隠す俺に、多少疑いながらもついてきた。うちのシャワールームでシャワーを浴びている翔さんをぼんやりと眺める。…逞しくて綺麗な身体だ。素直にそう思った。あ、うちのシャワールームは全面マジックミラーでね。内側からはただの鏡としての役割しか果たしていないんだけど、外側からは全部丸見えなんだ。翔さんはそんなこと、一切気付いてないらしいけど。全て信じきっている翔さんに、睡眠薬入りのワインを飲ませるのは簡単だった。…あぁ、翔さんはなんて優しいんだろう。そうそう、俺、昔あの人に言われたことがあってね。これだけははっきりと覚えてる。「可哀想な男を演じろ。お前のその顔なら、どんな奴でもついて来る。見捨てたりなんか絶対にしない。」ってね。…ホント、あの人の言う通り。
マーマレードラブ 21(最終話)
もうすぐ?